私は占いにあまり関心のない人間でした。
セラピー(整体・カイロ)をやって来た経験から、施術によってカラダの調子(肩こりや腰痛などの筋肉系の症状に留まらず、内臓やホルモン・自律神経系の症状、鬱やパニックなどの心理的な症状までも)が良くなる人もいれば、なかなか良くならない人もいて、究極的には、その人の意識・思い・考え・生き方が根本原因ではないかと考えるようになりました。
しかし、厄介なのは、心身の不調に悩んでいる本人も顕在意識では当然良くなりたいと思っているのですが、深層心理の潜在意識では別の思いがあって、それは表に出てこないだけに本人にも自覚がないことです。
そして、これは健康面だけではなく、仕事や人間関係、お金や家族の問題など、様々な分野にも当てはまります。
ということは、自分の顕在意識に上がって来ない、深層心理の奥深くにある無意識のモノをどうやって顕在化させるかということになるわけですが、その手段として占いは実に有効だと思います。
まず、数秘術、占星術、手相、カードなどによって示される情報は、どれも占い師の主観的なモノではなく、客観的な事実です(勿論、その情報をどう読み解いて伝えるかは占い師の主観が入りますが……)。客観的事実には抗い難いので、意外なことでも割と心に届きやすかったりします。
そして、それを呼び水としてこれまで深層心理の奥深くに眠っていた意識に光が当たり顕在化して行く過程は、痛みや苦しさ・抵抗を伴う場合もありますが、軽やかで最終的には清々しささえ感じます。
無理やり人に言いくるめられた訳ではないので、占いの結果としてなら受け入れられやすいというメリットもあります。
もちろん、単に情報として聞くだけでしたら意味はありませんが、自分の認識と違った結果が出たら、それはまだ自分の顕在意識に上って来ていなかった潜在意識から表に出てきたと思って、ちゃんとその結果と向き合ったなら、これまでの流れから転換するきっかけになるはずです。